どぼだんの旅日記

土木男子(どぼだん)が、旅をしながら感じたことを土木チックな視点からまとめます。

予備自衛官補(技能公募)に志願した話(2023/11 更新 辞職)

はじめに

この記事は、予備自衛官補(技能公募)の身体検査と口述試験について、これから志す皆さんの参考になればと思い、実際に志願した久保田が記したものになります。

 

これは書いちゃダメでしょ!ってことがあったらご一報ください。

予備自衛官補とは

一般の社会人や学生などの自衛官未経験者が、所定の教育訓練修了後に予備自衛官になる制度。一般公募と技能公募がある。

技能は2年以内に10日間の教育訓練招集。

詳細は公式HPや他の方のBlogに譲ります。

公式HP(予備自衛官補|自衛官募集ホームページ (mod.go.jp)

 

志願した理由

大学卒業と同時に「測量士補」の資格を得ました。

なにをきっかけで見つけてきたのか覚えてないのですが、

どうやらこの資格があれば自衛官になれるらしい、という非常にあいまいで不正確な思考に至りました。

折角資格があるなら知らない世界を知ってみたい、という気持ちが大きかったように思います。

もちろん、わたしは自衛隊にどちらかと言えば好意的な印象を持っているので何らかの形で自衛隊に貢献したい、

これまで日本にお世話になってきているから日本国民の安全維持に貢献したい、

みたいな気持ちもありましたが。

 

いざ試験へ

ここでは、口述試験と身体検査について触れます。

他にも、筆記試験と適性検査がありますが、この部分は容易に想像がつくでしょうから。

 

駐屯地に赴くときの集合時刻は早めでした。新幹線で来てホテルに前泊される方もいらっしゃるようです。

集まった方は、学生くらいの若い方から良い職級っぽいサラリーマンの方まで、さらに女性も2~3割程度と様々でした。

本当の比率は分かりませんが、語学で受けてる方が多いかも??

集合したら説明を受けて待機です。

部屋の外に、MAMORがいくつかおいてありました。

Mailなんたらという海外駐在武官の方のお話や活躍される女性にフォーカスした章が面白かったように記憶しています。

自衛隊の「広報担当」がめちゃくちゃ数が多いワケ - MAMOR-WEB

身体検査

身体検査は、色覚や身体が動くか、入れ墨がないか、手術痕はどうかみたいな結構しっかり診られます(ある意味当然。)

体幹なさすぎてふらついたりしましたが、とくに記録している様子はないのでそんなにナーバスにならなくても大丈夫そう。

問診はしっかりしていて、記入した問診票に大量に付箋が貼ってあって心配になりましたが、正直に丁寧に答えれば問題はなさそうです。

結構待ち時間も長く、空腹でした。

 

口述試験

となるとやはり合否を分けるのは口述試験になるのでは。

聞かれたことは以下です。

  • 志願した理由は?
  • 特技趣味は?
  • 訓練に参加できますか?
  • 長所と短所は?
  • 長く続けられる?
  • この制度について知ってることを教えて?
  • (学生なので)自衛隊を一般では受けないの?
  • 最後に言いたいことは?

しくじりポイント

  • 入室後の行動がいまいちすぎた。

ノック3回のあと、恥ずかしながら「よろしくお願いします」だけ言って席まで進む、促されてやっと自己紹介、みたいなことになってしまいました。

入室後に受験番号と氏名を名乗るのは社会常識ですね。

 

どなたかの記事にも書かれていたように、正面の一人目の方はかなり怖い雰囲気を出してます。スーツ着用の方です。両隣の方は、割と優しい感じで会話のキャッチボール、フォローしてくれます。ちなみに、階級はよくわかりません。終了直後のメモには、三佐ってかいてあるけれど、待機中、あれは3尉だったかなあとか思ってました。

  • 制度について知っていることは?

ちゃんと募集要項なりパンフレットを見て、システム、どうすれば予備自衛官になれるのかとか、どんな訓練をやるのかなどを自らの口で言えるようにしておくべきです。

それっぽいことは言えましたが、言葉はあまり正確ではなかったような気がするし、多くは答えられませんでした。よくなかった。

 

さいごに言いたいことは?は、用意していたので言いました。刺さったかはわかりません。自己満足です。

一般で受けないの?は、私が制度をよく理解していなかったこともあり、聞き返してしまいました。

防衛省勤務なども魅力的ですが(まずは国家総合職試験受かれ)、私は就きたい職が別にありましたので、防衛省就職への熱意はあまりありません。あくまで、もっともやりたい仕事をしながら、+αで日本に自衛官的な立場からも貢献出来たらな、というスタンスです。

そもそも、予備自衛官補に志願している時点で、自衛隊に入隊したい、防衛省に入省したい、というわけではないのはまるわかりでしょうから、予備自衛官補制度の理解度確認か、じゃああなたよびじほじゃなくて自衛隊一般でよくない?とならないかの確認でしょう。

まあ、ちょっとうまく答えられてない記憶がありますが。

 

予定解散時刻より2時間程度前倒しで解散となりました。

 

 

その後

5/31㈬の9時頃にインターネットで合否が公開されました。

頑張ります。

(ちょうどTwitterで予備自技能で幹部と自称する方のツイートをめぐってわちゃわちゃしてるようなタイミングだったし、どこまで書いていいのかわかりませんね。)

 

2023年9月19日更新

結果出てました.

インターネット上には,語学とか医療系の方の活躍の様子は結構出てますが,建設のものは多くないような気がします.

分かる範囲で,書ける範囲で追記できればなと思ってますが,2024年度以降になると思います.

 

2023年11月14日更新

いろいろあって今回は辞職することになりました.多くの方に助けていただいた(特に地本の方)ので申し訳ない気持ちでいっぱいです.今後は防衛のため,自衛隊のために私ができることがあれば,微力ながらお手伝いさせていただければと思います.

一国民として国防に関心を持ち続けることも大切なことだと思います.

↓最近読んだ本

dobodan.hatenablog.jp

 

この件に関してはこれで終わりだと思います.楽しみにしてくださった方,申し訳ないです.

 

これは書いちゃダメでしょ!ってことがあったらご一報ください。

参考

自衛官採用,予備自衛官補採用案内パンフ,防衛省自衛隊